伊勢

タイガー＆ドラゴン毎週見てます！その脚本家宮藤官九郎
初の映画監督作品「真夜中の弥次さん喜多さん」を
見てきたので感想を。(以下ネタバレ注意！)
弥次さん喜多さんはホモの恋仲で、しかも喜多さんはヤク中。
なんだこりゃ！？初っ端からの２人のキスシーンには引いた。
そんな２人がリアルを捜し求めてお伊勢参りに
アメリカンバイクで出かける(警官に連れ戻されたけど)。
なんだこりゃ！？ああ、何でもありな映画なのね。
前半は結構笑ったけど、後半は笑いどころでも
状況が重すぎてあんまり笑えなかった。
さすがに無数の荒川良々にはウケたけど。
ストーリーも途中で珍遊記なみに破綻して
お伊勢参りでも何でもなくなるけど原作もそんな感じなの？
出演者は阿部サダヲら、おなじみのクドカンファミリー。
この映画のキモはやたらバラエティに富んだ脇役陣だね。
楳図かずおや竹内力が出てるという時点で面白かったし。
おぎやはぎなんか普通にネタやってるし。
そして終盤は、生なのか死なのかリアルなのか夢なのか
もうワケが分からない精神世界に突入。
このへんで完全に好みが分かれるだろうなー。
俺はなんとか付いていけたけど。
そしてエンディングもカオス世界のまま突然の幕切れ。
え？え？終わり？結局こいつらどうなったの？って感じだった。
まあ完全な小ネタ＆キャラ映画なので
ストーリーやオチはどうでもいいか。
もう１回見たいけどまた映画館に行くほどじゃないな。
原作がやたら評判いいので、そっちを読んでみようかな。