小魚

「ファインディング・ニモ」を見た。
最初は「主役が小魚だと！？生意気な！」って感じで
見る気はなかったんだけど、実際見てみると結構面白かった。
お世辞にもかわいいとは言えないニモはそっちのけで
父親のマーリンばっかり応援してた。
小魚のくせに反抗期なんか気取った馬鹿息子のために
あんなに苦労するマーリン。あんた親の鑑だよ、小魚だけど。
どこの世界でもこういうのはあるのね。
でもあれだね、ニモは小魚としても自覚が足りなさ過ぎるね。
今回の事件でちゃんと反省したみたいだからいいけど。
あとクジラがでてくるあたりのシーンは映像がマジきれい。
これCGじゃなくて実写じゃないか？と思うぐらい。
そういやこの映画がきっかけでニモと同じ種類の熱帯魚
カクレクマノミがペットとして大人気らしいね。
乱獲のせいで随分カクレクマノミの数が減ったとか。
ブームで飼い始めた人はこの映画を見て何を学んだのだろう。
映画が言わんとしているメッセージを何も分かっちゃいない。
ニモは興行的には成功かもしれないけど
そういう意味では失敗だったと思う。
次また動物ものを作るんならペットにできないようなやつを
主役にしてくださいな。象とかミジンコとか…。