親父

お盆の前は寺の大掃除。これは坊主の宿命。
地球寺には必要ないけどね。
昨日は家族総出で仏器磨きをやった。
くすんだ金属の器をピカピカに磨き上げる。
修行時代に散々やったけど、慣れてても骨の折れる仕事だ。
家族で輪になって座り、寺中から集めた仏器を取り囲む。
仕事がおろそかにならない程度におしゃべりしながらね。
様々な話題を経て、次は映画評論の話に。
映画好きの親父と、それによく付き合ってる母は
楽しそうに語り合ってる。
母「あの映画ピーコが絶賛してて、なんとかかんとか…
　　おすぎとピーコは昔から評論家やってたのかしらねえ？」
父「ああ、相当昔からやってたぞ。まだ売れる前
　　よく会ってたな。会うたびに２人に抱きつかれてな。
　　○○(うちの名字)ちゃ〜ん、ってな。CDも
　　出してたんだが全然売れなくてよ。ありゃ失敗だった」
初めて聞いたぞ、そんなこと！パパ何者だったのさ！？
坊主になる前の仕事は知ってたけど結構すごい事
やってたんだね。まあ今でも謎な仕事してるっぽいけど。
例えば週刊CHINTAIの占いコーナーを
外国人の偽名使って連載してたとか。
う〜ん、謎だ…。