恋文
いつものように学童に出勤。タイムカードを押そうと
壁掛けラックから取り出すと、おや?なにか付いている。
クリップでタイムカードに手紙がとめられている。
おお!これはもしやラブレター!?
誰からだろう?キューコ先生かモーリー先生か
はたまた夏休み期間バイトで入ってきた
同い年のアユ先生か?
ドキドキしながら読んでみる。
「ヨーゼフ先生へ
いつもありがとう。あなたの笑顔が好きです。
メール交換しましょう。
愛しています。あなたのことがスキです。
付き合って下さい。今日の七時に門で待っています。
ぜったいに来てください。」
裏面にメールアドレスが書いてある。
「アドレス……市内」
なんだよ、アドレスが市内って!名前も書いてないし!
ニセモノじゃねーか!!