躍動

yozef2004-08-30

今、上映中のタイ映画マッハ!!!!!!!!」を見てきた。
格闘技ファンの間では最近話題になってたんよ、これ。
「アクションシーンがすごいらしい」
「やっとムエタイが日の目を見る時がきた」
格闘技好きなら見て損はなし」
こんな噂を聞いて、ワクワクしながら見に行った。
ストーリーは単純明快で、悪者に奪われた村の宝物を取り戻す
ために主人公が街へ出て大活躍する、っていう感じ。
だけど、そんなものはハッキリいってどうでもよく
主演のトニー・ジャーのアクションに釘付け。
あいつは本当に俺と同じ人間か?
一人だけアニメかゲームのキャラのように
華麗に動き回る彼の姿は圧巻だった。マジすごい。
「CG・ワイヤー・スタントマン・早回しを使いません」
という謳い文句に偽りは無く、体ひとつで繰り出される
そのアクションに何度身を乗り出したことか。
どんなにCGですごい動きをしても、あの映画のように
館内がどよめく事は無いだろう。やはり機械では
生身の人間が作り出すものには勝てないのだ。
主人公が使う古式ムエタイという格闘技も存分に堪能できた。
競技になる前の殺人技を含んだムエタイと俺は解釈してる。
柔道になる前の古流柔術みたいなもんか。
格闘シーンではムエタイらしく
肘・膝を多用した攻撃が目立った。はじめて見る技の数々に
驚くとともに、美しさすら覚えたよ。
これがアントニオ猪木が言うところの格闘芸術ってやつか。
ええ、もちろん家に帰ってからは
ひたすらマッハ!ごっこですよ。絶対マネできないけど。